開幕
下克上
約束の時
懐かぬ狂犬
いつかの無力
ヒーローを守れ
この手が届くまで
諸刃の剣で護る未来
そして私は失い続ける
真新しい絶悪の引き金を
求める人にのみ与えられる
鉄で出来た偽物の羽を背負う
笑いながら地獄をちらつかせる
その中で曖昧を守ろうとするのは
神様、あんたほんとは居ないんだろ
勝った者が正義で負けた者が悪か?
星の海から地球を救えばいいのさ
死んで償えばいいと思っていた
その影が永遠の闇と化す前に
ぼくがヒーローを殺した日
諦めの終わりに君がいる
なお降り続ける絶望に
華やぐ世界の裏側で
はじまりは日常
後ろは見るな
呼吸する卵
道を作る
救世主
閉幕

夢を語り合った夜
花を贈りたかった人
臆病者が戦う理由
一つずつ失くして夜が訪れた

絶望の深淵に沈んだ僕が
朝日と共に銃口を咥えたその時に

あの背中が不屈の風を靡かせる

後悔を背負ったまま進め
絶望を服従させろ

誰よりも失い続けたその人が
いつだって未来を信じさせてくれるから

どうしても
僕は世界を嫌いになれなかったんだ